HPの離脱を減らす導線設計(初心者向け)

HP開発日記

導入:なぜ離脱率が高いと問題なのか?

WordPressでホームページを運営していると、「アクセスはあるのに問い合わせや購入につながらない」「すぐに離脱されてしまう」といった悩みを抱える方が多くいます。離脱率が高いということは、せっかく訪問してくれたユーザーが目的を達成する前にサイトを去ってしまっている証拠です。
特に初心者の方にとっては、「どうやって導線を作ればよいのか分からない」という壁が大きいでしょう。この記事では、WordPress初心者でも実践できる「離脱を減らす導線設計」の基本を分かりやすく解説します。


手順解説:離脱を減らすための導線設計のポイント

1. 目的を明確にする

導線設計を考える前に、自分のサイトのゴールをはっきりさせましょう。

  • 問い合わせを増やしたいのか
  • 資料請求をしてもらいたいのか
  • 商品を購入してもらいたいのか

目的が曖昧だと、どこに誘導するべきかも定まりません。まずはサイトの「最終目的」を設定することが第一歩です。


2. ファーストビューで「何を提供しているか」を伝える

ユーザーがページを開いた瞬間の数秒で「自分に必要な情報かどうか」を判断します。そのため、ヘッダーやメインビジュアル部分には以下を明確に掲載しましょう。

  • サービスや商品の概要
  • 利用することで得られるメリット
  • 次に進むためのボタン(CTA:Call To Action)

例えば「無料相談はこちら」「資料請求する」といったボタンをファーストビューに配置すると、迷わず行動につなげられます。


3. シンプルなナビゲーションを作る

メニューが複雑すぎるとユーザーは混乱して離脱してしまいます。
初心者向けには以下のような構成が推奨です。

  • ホーム
  • サービス内容(または商品一覧)
  • 料金・プラン
  • お客様の声
  • お問い合わせ

項目は5〜6個程度に絞るのが理想です。


4. ページ下部にも行動導線を置く

記事やサービス紹介を最後まで読んだユーザーに対して、ページ下部に「次のアクション」を必ず設置しましょう。

  • お問い合わせフォームへのリンク
  • 商品購入ボタン
  • 関連記事へのリンク

「読み終わったあとに何をすればいいのか?」を明確に示すことが、離脱防止につながります。


5. 内部リンクで回遊性を高める

ユーザーが1ページで離脱してしまうのを防ぐために、記事内やサイドバーに関連コンテンツへのリンクを設置しましょう。
例:

  • 「詳しくはこちらの記事をご覧ください」
  • 「おすすめの導入事例はこちら」

内部リンクを意識的に配置すると、自然にサイト内を回遊してもらえます。


6. モバイル表示を最優先に考える

スマホからのアクセスが7割を超えるサイトも多いため、モバイルでの導線設計は必須です。

  • ボタンは指でタップしやすい大きさにする
  • スクロールが長くても「固定CTAボタン」を配置する
  • 読みにくい小さな文字や装飾を避ける

モバイルでの操作性が悪いと、それだけで離脱率は急増します。


実用方法:WordPressで導線を改善する実践ステップ

WordPress初心者でも簡単に導線を改善できる方法を紹介します。

  1. プラグインを活用
    「Elementor」や「Block Editor(ブロックエディター)」を使えば、ボタンやCTAを簡単に設置できます。
  2. CTAボタンの色を目立たせる
    サイト全体のテーマカラーと対比する色を使うと、ボタンが自然に視線を引きます。
  3. アクセス解析を導入
    Google Analyticsや「Site Kit」プラグインでユーザーの行動を分析し、離脱の多いページを特定して改善しましょう。

まとめ:導線設計は「ユーザー目線」が鍵

離脱を減らす導線設計は難しいように思えますが、実は「ユーザーが迷わず行動できるようにする」ことに尽きます。

  • 目的を明確にする
  • ファーストビューで方向性を示す
  • シンプルなナビゲーション
  • ページ下部や内部リンクで回遊を促す
  • モバイル対応を重視

これらを意識すれば、初心者でも確実に成果の出るホームページに改善できます。

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